乳歯のときの歯ブラシはどんなものが良いのでしょうか?

ブラシの部分が小さめで、毛の硬さがふつう~硬めの歯ブラシを選ぶようにしてください。毛先が広がったら交換してください。1か月に1度が目安です。また、清潔に保つことも大切です。

幼稚園の検診で虫歯と言われて、歯科医院に行くと、虫歯ではないといわれました。なぜ、診断がちがうのですか?

集団検診では、照明が暗い、歯面の乾燥が十分に行えない、検診の姿勢が座位、など、診察条件が歯科医院のようによくはありません。虫歯を見落とさないように検診を行おうとすると、やむおえず質問のような結果になる場合があることをご理解いただければ幸いです。検診ではチェックを受け、歯科医院でより正確な診察を受けるという体制であることをご理解ください。また、逆の場合もあります。検診で虫歯がないと言われたのに歯科医院では虫歯あるという診断が出た。これは、もっともよくないことなので、集団検診ばかりに頼るのも問題だと思います。

乳歯の虫歯は永久歯にも影響するのでしょうか?

歯がしみるのですが、むし歯ですか?

歯がしみる場合まず一つはむし歯の場合です。むし歯が出来て歯に穴が開くと、そこから神経に刺激が行くようになりしみるようになります。もう一つは歯ぐきが下がるなどして歯の根が露出してきたり、また歯がえぐれてきて神経が外に近くなることによってしみてくるような、知覚過敏というものがあります。 しみるから即むし歯というわけではありません。

むし歯はどうしてできるのですか?

日本人の約90%以上がむし歯にかかっています。むし歯は、歯の表面についた歯垢(プラーク:細菌のかたまり)に、むし歯をつくるミュータンス菌が住みつき、糖分を栄養にして酸を出します。この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。これがむし歯のはじまりです。むし歯は誰でもかかっているために軽くみられがちですが、再石灰化が不可能なレベルに達したむし歯は自然のままでは元には戻りません。治療を受け、それ以上進行しないようにするしか、歯を守る方法はありません。

どんな症状に注意すればよいでしょうか?

歯周病は、プラークや歯石に棲む歯周病菌が歯ぐきや顎の骨などの歯周組織を破壊する病気です。歯ぐきの炎症にはじまり、次第に顎の骨が溶け、最悪の場合、支えを失った歯は抜け落ちてしまいます。むし歯を上回り、歯を失う原因の第一位とされています。 初期の自覚症状に乏しいため、気付いたときにはかなり進行していることも珍しくありません。そのため、日本の成人の約8割が知らないうちに歯周病になっている、もしくはその予備軍ともいわれています。 「歯ぐきが腫れている」「歯みがきのときに血が出る」このような症状は歯周病のサイン。このような症状があらわれたら、進行する前にお早めに当院へご相談ください。

歯周病の進行度は人によって違うのでしょうか?

歯周病の原因は細菌ですが、その細菌に対する反応には個人差があります。風邪をよくひく人もいれば、ほとんどひかない人がいるのと同じように、歯周病の進行度には体質(免疫力)が大きく影響します。また、体質以外にも歯周病に影響を与えるものには、喫煙や糖尿病、そしてストレスなど様々な要因があります。したがって、同じように歯を磨いていても、歯周病の進行度には個人差がでてきます。患者様ごとの体質やリスク、習慣等を把握し、それぞれに適した治療計画を練ることが大切です。

なぜ、治療するのに何回も通う必要があるのですか?

むし歯の場合見つかるのが早ければ1回~2回で詰めて終われる事が多いと思います。むし歯が進行していて神経まで感染していたりすると根の中を掃除する必要が出てきますので、回数が必要になってきます。むし歯は初期では痛みなどの症状が出にくいので、症状が出てからでは神経が悪くなっている可能性が高くなりますから、注意が必要です。歯周病の治療も同じで、歯石のつき方や歯ぐきの状態によりクリーニングの回数が変わってきますし、定期的なクリーニングの間隔も変わります。

レントゲン写真の影響はありますか

レントゲンの撮影などで浴びる放射線の量は日常生活している時に浴びている量よりかなり少なくなっていますが、放射線を浴びるのが少ないに越した事はないでしょう。歯科では診断のためレントゲンを撮影する必要が出てきます。できるだけ皆さんの負担を軽減するため、当院ではさらに従来の1/10というデジタルレントゲンを使用しています。 また、じゃぁ、実際放射線量は実際どのぐらいの量なんだという処なのですが健康診断で胸の画像を撮ることがあると思います。その画像の大体200の1以下だとお考えください。 元々、歯科における放射線量は医科に比べかなり少ないと言えます。

治療した歯(かぶせもの等)はまたむし歯になりますか?

かぶせ物や詰めものの下は本物の歯ですので、再びむし歯になる可能性はあります。また、治療が必要であった歯というのは、汚れが残りやすいなどの問題が出やすい場所である事が多く、そのためかぶせ物などの人工物が入った後はより気をつけなくてはいけない場所だといえます。

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